siro  駿河丸城跡(するがまるじょう)、比高30m
場所広島県山県郡北広島町(大朝地区)大朝字間所
訪問日2009年12月12日(土)
備考二度目の探訪、安芸吉川氏最初の城
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二の丸は移動もままならない程の藪ですが、
西側に土塁があり、その中ほどが切られています。
用途は不明です。通路でしょうか?
二の丸東端(左)の地形です。
右側が尾根状(土塁?)になっていて、
間が堀切状になっている。
上記右の尾根上ですが、
複雑に波打っていて郭の体をなしてません。
土塁の機能でしょうか?

↓こんな感じ
┏━━━┓┏━━━━┓
┃ニ  ┃┃ 土塁?┃ 深
┃の┏━┛┗━━┓ ┃ い
┃丸┃ ┏━┓空┃ ┃ 谷
┃ ┃空┃本┃堀┗━┛
┃ ┃堀┃丸┃ 
┗━┛ ┗━┛ 

上記土塁の中ほどは切れて、谷側があらわに...
谷側の防御の機能であれば、
これはいらないのでは?登城路?
竹が邪魔して確認し辛いですが、
土塁側から本丸(左)と二の丸(右)。
反対側から二の丸(左)と本丸(右)。
間は堀切状だが深く掘り下げられず、
盛り上がっている。
まるで本丸+二の丸で谷側を守る土塁の様...
本丸南の帯郭、西側。
西面(二の丸側)に土塁と、右上本丸の根元に
二の丸側から登ってくる通路。
本丸南の帯郭、東側。
本丸東下の小郭。
上記を帯郭東側から見ると土塁の様...
本丸。
左は二の丸、右は本丸との間にある土塁。
土塁?と通路?を多用した珍しい型の城跡です。
駿河丸城跡全景。(南東側より)
(まとめ・総評)
城跡、吉川氏の説明、アクセスについては、前回分(2007.4.30)を参照。

城の作りに関しては、土塁等理解に苦しむ作りになっており、駿河の城の特徴なのでしょうか?
安芸、備後の城しか知らない私には、ある意味、興味深い城跡となっています。

郭図を見ると谷を挟んだ尾根(峰)にも郭跡があるみたいですが、そちらは探訪していません。

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 参考資料:なし