siro  松尾城跡(まつおじょう)、比高140m
場所広島県東広島市安芸津町三津
訪問日2006年10月12日(木)
備考西条方面の境界を守る竹原小早川家の居城
地形図の表示 


登山口にある案内板。
入山後すぐにある石垣。
石垣の上には平坦部分が何段かある。
館跡でしょうか。
登山道には石が散乱。
石畳(石段)跡でしょうか。
尾根に到着。西側の展望。
三津街道と三津大川が見えます。
ここから本丸目指して左に行きます。
最初の郭に到着。
左上は本丸。
本丸はお椀を伏せた様な高台になっている。
そこに続く急坂。
本丸跡。
中央に山モモの木。
周りはかなりな藪で、展望は一切無し。
南の尾根を行くと、途中に堀切。
分かり難いが、縦に道が通り、横に堀切が走る。
南尾根はずっとこんな道。
物見岩。
木が茂っていて、展望は無い。

この先左に竪堀があるが、藪で確認出来ず。
更に南下すると小さな郭跡に出ました。
そこから南側の展望。
三津湾が見えます。
この先は藪で進めないので、写真だけ。
尾根がもう少し先まで続いてます。
本丸東下の帯郭から竪堀を見下ろす。
本丸北下の郭。
そこにある井戸跡。
窪みしかありません。
本丸北下の郭の更に北下の郭。
鉄塔が建っています。
そこから西側の展望。
登山時尾根に到着した場所から、
右に行くとここに出ます。
そこから振り返って山頂(本丸)を望む。
松尾城全景。(南側より)
中央左の高所が山頂。
松尾城全景。(西側より)
中央左の高所が山頂。
(まとめ・総評)
「芸藩通志」に、竹原小早川家人の行友光叔の城とある。
三津街道(県道32号)の西条方面の守りという重要な役目を持つ。
東西に川が流れており、三津湾まで2~3km、小規模ながら水軍の機能も持っていたかもしれません。

JR東広島駅より県道32号線を安芸津方面へ、蚊無トンネルを抜け約6km行く。
印内橋を渡りすぐ左折約600m、直進と左にそれる道があります。
ここに松尾城の案内表示があり、左にそれ北上します。
5~600mで左に城跡の案内板があります。(見逃し易いので注意。)
案内板手前の離合スペースに駐車して登ります。

いきなり急登(少し)で、約10分、尾根まで続く。
全般的に荒れていて、本丸より南の尾根はシダで覆われている。
木も茂っていて、展望はあまりきかない。(写真で紹介したくらい。)
登山口からの比高115m。

(余談)
登山口より更に奥に「トンカラリン」と言う史跡があるそうなので、目指してみた。
道を間違えた様なので引き返そうとして、草で溝が見えず脱輪。
スクーターでちょうど通りかかった方に手伝ってもらったが上がらず、
更に軽自動車で通りかかった方に車で引いてもらいましたが上がらず、結局JAFに...
(行きつけの車屋の社長に頼み、その場でJAFに加入しました。)
携帯が圏外なのでスクーターの方の家で電話を借りて、待つ事1時間、作業も小1時間かかりやっと脱出。
「トンカラリン」は諦め、2時間半くらいのロスで「松尾城跡登山口」へ到着。
散々な1日でした。
スクーターの方、軽自動車の方、車屋の社長、JAFの方、ありがとうございました。

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 参考資料:H・L・C「広島近郊の山城と史跡」