siro  高山城跡(たかやまじょう)、比高170m
場所広島県三原市本郷町本郷
訪問日2006年10月3日(火)
備考小早川隆景が竹原小早川家と沼田(ぬた)小早川家を併合し移って来た城
地形図の表示(探訪分) 
地形図の表示(案内板)


登山口(搦手道)にある案内板。

すでに比高約50mで、ここに駐車可能です。
その裏に「道造りの記」
全山矢竹に覆われていたが、
8年100回を越す登山路開発で、
平成10年に巡回路4kmが開通した旨と、
高山城を守る会15名の名前が書いてある。

ここに登山用と思われる竹の杖が置いてあったので、
蜘蛛の巣避けとして使わせてもらう。
登山中、石垣を発見。
城跡のものか、登山道開発で築いたものか...

途中、堂(牢)屋敷は藪の為、確認出来なかった。
つづら折りの道を行く事約25分後、北の丸に到着。
今まで見た事も無い程の広さ。感動...
よく手入れされています。
定期的に刈り込みを行っているのでしょうか。
北の丸奥に矢竹が刈ってない一画がある。
下に石垣が見え、周りを1周出来る。
何だろう?
二の丸北にある郭。
その更に西にある郭。
二の丸。
やっぱり広い。
そこから北東の展望。
仏通寺川が見えます。
二の丸と本丸の間から本丸を望む。
本丸。
ここも広い。
展望はこれくらい。
本丸南の郭。
更に1段下の郭。
若宮跡に向かう矢竹の道。
若宮跡。
瓦の破片が散乱しています。
本丸南西に見える石垣。
扇の丸。
その1段下の郭。
その近くの石垣。
A郭(仮)に向かう竹林のトンネル。
A郭(仮)。
多分、馬場跡ではないでしょうか。
B郭(仮)。
そこから南の展望。
C郭(仮)。
D郭(仮)。
E郭(仮)。
そこから西には新高山城跡が望める。
三尺道入口にある石垣。
藪が刈ってあるが、館跡か何かだろうか?
高山城全景。(南西側から)
高山城全景。(西側から)
(まとめ・総評)
小早川家4代茂平が築城。
次代から竹原小早川家と沼田(ぬた)小早川家に分家。
竹原小早川家の隆景が、沼田小早川家も継ぎ、両家を併合し、17代当主となって当城に移って来た。

国道2号線から仏通寺川沿いの道を北上、新幹線下をくぐって200m、
右に下二バス停を見ながら左上に上がって行く。
(城跡の案内表示が見当たらなかったので注意。私は下二バス停を目印にしました。)
いくつか分かれ道がありますが、上へ上へと行くと搦手登山口と案内板があります。

多少荒れた地面のつづら折りの道をひたすら登って行く。
郭は良く整備されていて気持ちがよい。
郭間を繋ぐ道もよく矢竹が刈ってあって、高山城を守る会の皆さんありがとうって感じです。
各郭も広いが、全体も広く、新高山城が本当に必要だったのか等と考えたりしました。

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 参考資料:H・L・C「広島近郊の山城と史跡」