sack  剣山つるぎさん 1,955.0m、次郎笈じろうぎゅう 1,930.0m 1/2
場所徳島県三好市東祖谷菅生 キレンゲショウマ
キレンゲショウマ
 
次郎笈へピストン縦走
次郎笈へピストン縦走
登山日/天気2021年8月27日(金) 曇り 時々 晴れ
メンバー単独
マップルート図 見の越駅→西島駅→刀掛の松→三十五社→行場→ヒュッテ→剣山⇔次郎笈
 
 見の越駅→西島駅 :15分   ※リフト
 西島駅 →三十五社:51分   ※刀掛の松からはお花見山行区間
 三十五社→ヒュッテ:1時間11分 ※お鎖経由
 
 ヒュッテ→剣山山頂:7分    ※西テラスでお昼
 
 剣山山頂→次郎笈 :57分
 次郎笈 →剣山山頂:1時間2分 ※西テラスで一休み
 
 西テラス→ヒュッテ:5分
 
    歩行計   :4時間19分(リフト含まず)


10年振り、3度目の剣山だ!

8月11日に一度ヒュッテの予約をしたが、ちょうどその頃から雨ばかりの天気が続いた。
やっと前線が無くなり、好天の予報になったので、8月27日に再度ヒュッテの予約をして行って来た。

S君と一緒に行くべく、何も装備を持っていないS君には、シューズ、ザック、シュラフを買ってもらったが、
丁度当日から広島も非常事態宣言に突入。近しい人に止められたらしく、S君はキャンセルとなった。
(ヒュッテでは、敷マットと枕は用意してくれるが、シュラフは持参との事。かけ布団1000円レンタルもある。)

-・-・-

平日、つるぎ町から見の越までの区間、1時間に10分間しか通行出来ない工事個所が4箇所あり、
それを避けて、9時までにその区間を全て抜けるべく、出発時間を設定した。

前日23時前に就寝、翌日3時5分の目覚まし、3時半頃には出発!
どうせ、4時までに高速に乗らなければ、夜間割引が無いので、丁度良かった。

コンビニで朝食をゲット、広島東ICから高速に乗り、途中、某PAで休憩、坂出ICから国道438号へ、
道の駅貞光ゆうゆう舘で2度目の休憩をし、8時半頃に見の越の駐車場に到着。

-・-・-

山頂まで比高552m、途中行場に90m下る。そして、次郎笈まで比高-178m+153mをピストンする予定。
翌日の三嶺登山(比高985m)にちょっと不安もあるので、初めてリフトに乗ってみた。
片道、1050円也。

リフト
実は、ちょっと乗ってみたかった。
トンネル
トンネルの上を通過!
シコクフウロ
足元に、シコクフウロが群生してる。
レンゲショウマ
こちらは、薄紫の花が全部下を向いてる。
レンゲショウマかな?
リフト
西島駅が見えて来た。

んっ! バックの山頂方面は霧の中だ!
( ̄□ ̄;)
西島駅
西島駅到着!
西島駅
ここから急登が始まる。
タカネオトギリ
タカネオトギリ。
穴吹川
振り返ると、少し霞んでいるが、いい天気だ!
右の谷間を流れる川は、穴吹川。
ナナカマド
かなりな大木(老木)だが、葉がナナカマドっぽい。
どうだろう?
剣山
...
刀掛の松
刀掛の松の広場に到着!
刀掛の松
刀掛の松。

ここには何も説明は無いが、
剣山に登る安徳天皇が、刀を松の枝に掛け、
汗を拭くように従者に言葉を掛けた事が、
名前の由来になっているとか...
案内図
そこにある案内図。

←拡大
ここからは、キレンゲショウマ、その他の花も色々見れるお花見山行を目指し、
一旦、比高90mも高度を落とす、行場方面に進路を採ります。

8月11日から8月27日に変更したが、キレンゲショウマ、まだ残ってるかな...
期待半分、不安半分で先に進む!

シコクフウロ
シコクフウロ。
行場
下る...
トリカブト
トリカブト。
トリカブト
こちらは、一帯がトリカブトの群生です。
サラシナショウマ
サラシナショウマ。
行場
「古剣神社 両剣神社 へ 250m」の標識で、
更に左へ下る...
行場
超急降!
スイカズラ科
葉や花の感じは、スイカズラ科ガマズミ属だが、
オオカメノキや、ヤブデマリにしては、
花の時期が遅い様な...
サラシナショウマ
ここにもサラシナショウマ。
サラシナショウマ
蕾は初めて見たかも...
キレンゲショウマ
キレンゲショウマが群生してるが、
落花後の実ばかり...
キレンゲショウマ
と思ったら、あった!
キレンゲショウマ
ここにも...
キレンゲショウマ
よく見たら、あちこちに残ってる! (^^)/
キレンゲショウマ
まだ蕾も...
キレンゲショウマ
...
行場
まだ下る...
オオハナウド
セリ科と当てを付けて調べたが、
花の形がオオハナウドしかヒットしない。

オオハナウドの生息地は、
近畿以北との事だが...
キツリフネ
キツリフネ。
クガイソウ
クガイソウに見えますが、
咲き始めなのか?終わりかけなのか?
紫でないのが気になります。
アキチョウジ
アキチョウジ。かな...
スイカズラ科
これも、先ほどのスイカズラ科ガマズミ属
の花に似ていますが、何でしょう?
立派な木
立派な木!
カニコウモリ
カニコウモリ。
行場
ここからやっと登りに入る。
古剣神社
右手後方に古剣神社。
胎内くぐり
胎内くぐりの出口が通行止めに!

もう体力的に行く気はなかったが、
出口を見下ろすくらいはしたかった...
胎内くぐり
入口も通行止め!
三十五社
三十五社を見上げる。

これを登って、パンパン!礼拝 (-人-)
三十五社
そこからヒュッテ方向を見上げる。
前回、ヒュッテからここが見えたので、
こちらからも見えるはず!
三十五社
ズーム! 見えた!
三十五社
振り返って、穴吹川方面。
青空
こう言う、樹間から青空を見上げる感じ、
好きです! (^o^)
両剣神社
両剣神社。
そこにある案内図これも
分岐
上記すぐ横に分岐。

一の森方面(左)は通行止め!
予定通り、右へ...
超急登
滝の様な沢の右手を、超急登する。
沢
その前にここで顔を洗って、サッパリ!
お鎖
急登が終わったと思ったら、すぐに「お鎖」。

これは通行止めのロープかな?
神聖を意味するしめ縄かな?

勝手な解釈で、
しめ縄を潜って、これを登る事に...
(もちろん、通常の登山道もある。)
お鎖
岩はこんな感じで、
手掛かり足掛かりはほぼ無い!

水が沁み出してるのか、濡れてツルツル!

鎖の輪っかのみが頼りだ...
お鎖
途中で振り返る。
お鎖
そして、見上げる。
お鎖
鎖場終点から見下ろす。
むちゃくちゃ、しんどかった! ( ̄д ̄;)
10年前の記憶では、それほどでもなかったのに... 年を取ったって事かな...

登るのに10分近く掛かったが、鎖以外の足場(岩)が、2箇所くらいあったかな?
そして、途中で首に掛けてたタオルを落とし、2m程下る事に...( ̄д ̄;) テンション↓↓↓

鎖の輪っかも微妙な大きさで、シューズを奥まで入れると、引っ掛かってしまうので、
つま先の方を入れるだけ、ちょっと不安な感じは拭えない!

ハシゴ
そして、まだこんな感じ! ( ̄д ̄;)
合流
ここで、やっと通常の道に合流。
急登
しかし、急登は止まない!
急登
...
ヒュッテ
やっとヒュッテ(別館)が見えて来た。
合流
刀掛の松からの道が合流。左へ...
トゲアザミ
四国だけに咲く固有種、トゲアザミ。
鳥居
大剣神社からの道を合わせて、
鳥居を潜って...
頂上ヒュッテ
剣山頂上ヒュッテ 到着!

まず、チェックインしたいが、汗が引くまで、
ヒュッテ前のベンチでまったりする。
シコクフウロ
シコクフウロに、
花粉団子(黄色いの)を抱えた蜂が...
シコクフウロ
ヒュッテ前には、色々群生してるが、
自生? 栽培?
しばらくまったりしたらチェックイン!

リフトのチケットで500円割引とか... 素泊まり、ドミトリーで4500円也!

ヒュッテ
2階が、宿泊用のフロア。
ドミトリー
これが、ドミトリー。

手前が3人用、奥が2人用。
今回は、3人用に2人、2人用に1人で占有みたい。
ドミトリー
これが私のエリア。

シュラフ、着替え、明日の朝食等、
不要なものを置いて、山頂を目指す。
剣山
ヒュッテと宝蔵石神社の間の階段を登る。

東のテラス方面が工事中で、
通行止め(正面)になっている。

階段の途中から右へ...
宝蔵石神社
宝蔵石神社。

安徳天皇の宝剣をここに納めたという伝説が、
剣山の名前の由来となったとか...
剣山
山頂方面は完全に霧! ( ̄□ ̄;)
剣山
ちょっと進んで、一瞬霧が薄まり、山頂が見えた。
旧観測所
そこで振り返る。

あの旧観測所跡周辺で工事をしてる。
その右奥に東テラスが見える。

東テラスは御来光スポットだが、
明日の朝は、どうなるんだろう?
剣山
山頂到着!

奥に次郎笈が見えるはずだが、真っ白!

晴れれば、
次郎笈にピストンする予定だったが...
一の森方面
一の森方面が、かろうじてこれだけ...
西テラス
とりあえず、西テラスに移動。
ハヤシメシ
ここで昼食。
本日は、久しぶりにハヤシメシ。
次郎笈峠
その内、ちょっと晴れて、次郎笈峠までが見えた。
一の森
ちょっと移動して、一の森方面はこの通り!
次郎笈
山頂の向こうに次郎笈が見えた。
登山大会記念ケルン碑銘
「登山大会記念ケルン碑銘」
ここ つるぎさんで
第五回全日本登山体育大会開催
・・・・・・・・
昭和三十六年八月二十三日~二十七日
・・・・・・・・
等とある。
北尾根
西テラスに戻って、北側の尾根も見えた。
西島駅
西島駅をズーム!
刀掛の松
刀掛の松をズーム!
雲海荘
ヒュッテ別館(雲海荘)なめの北尾根。
街並み
奥の方に見える街並みをズーム!
次郎笈
次郎笈がほぼ晴れた!

よしっ! 行ってみよう!
剣山
山頂すぐ先の岩場で、
4人(くらい)のパーティーと写真の撮り合いっこ。
次郎笈
下る...
タカネオトギリ
タカネオトギリ。
次郎笈
更に下る...

←拡大
次郎笈
まだまだ下る...
次郎笈
...
剣山
途中で振り返って、剣山を見上げる。
登り返し
この辺りから登り返し。
登り返し
登り返しは終始急登!
ニセ郎笈
あれに見えるは、
次郎笈の肩なるニセ郎笈(勝手に命名)。
山頂は左奥。
ニセ郎笈
...
ニセ郎笈
ニセ郎笈から次郎笈を望む! 後、少し!
次郎笈
次郎笈 山頂到着!

剣山3度目にして、やっと踏破出来た! (^^)/
山頂プレート
山頂プレート。
太郎笈
次郎笈から剣山を望む。

剣山は、次郎笈に対して太郎笈とも呼ばれる。

←拡大
縦走路
こちらは三嶺(左奥の霧の中)に続く縦走路(西側)。
南側
南側のちょっと先まで行ってみる。
南側
そこから南側の展望。
次郎笈
振り返って、山頂(右奥)側。
太郎笈
そこから、ちょっと角度が違った太郎笈。
西島駅
西島駅をズーム!
大剣神社
大剣神社と大剣岩をズーム!
太郎笈
太郎笈にまた霧が... そろそろ戻ります。
(次郎笈にいる間は太郎笈と呼びます。)
ニセ郎笈
まずは、ニセ郎笈まで。
太郎笈
そこから太郎笈方面。更に霧が...
次郎笈
下る...
白骨林
右手下。白骨林になりかけの樹木が...
太郎笈峠
下りきった。
コブ
一旦このコブを通過する。
分岐
分岐。
左は西島駅に向かう巻き道。
ここは直進!

一般的には、
トラバース道、トラバースする、等と言うが、
最初に、巻き道、巻く、で覚えてしまったので、
ずっとそちらの用語を使ってます。
剣山
霧で山頂(終点)が見えない。(^^;)
剣山
剣山(山頂)に戻って来た!
剣山
そのまま進む。
汗だくで戻って来たので、一旦、西テラスでシューズを脱いで、足を投げ出し、まったりする。 (´o`)

気温は19度、霧で日も照らず、ちょっと肌寒い感じ...
なので、20分程まったりしたら、ヒュッテに戻る事に...

雲海荘
戻る途中、雲海荘の前を通る。
ヒュッテ
日の入り数分前、外は真っ白。
本日の夕景は諦めて、明日の御来光に期待!
ドミトリー内でゆっくりして、7時頃に風呂へ...
昔は湯船に浸かれたが、このご時世なので、掛け湯のみで一人五杯まで。
これで十分、汗の気持ち悪さは取れる。山の上でお風呂はありがたい。(-人-)
(もちろん、石鹸、シャンプー等はNG!)

お風呂の横にトイレと水道がある。ここの水道の水は飲めるとの事。

-・-・-

7時半頃、食堂(1階)に降りて、HPに載ってたそばを食べようと思ったが、無かったので、うどんにした。

その際、明日朝(御来光)の東テラスの事を聞いてみたが、工事をしてない時は、ロープを跨いで入っていいとの事!

9時消灯だが、暇なので8時過ぎには消灯した。
持参したシュラフで寝るが、めんどくさかったか、入らずに掛けて寝た。寒くは無かった!

さて、明日の御来光はどうなるやら...
明日の様子はコチラ!

-・-・-

2011.9.10の剣山はコチラ!
2009.8.22の剣山はコチラ




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 参考資料:山と溪谷社「伯耆大山・石鎚山・剣山」