tree  恐羅漢山(おそらかんざん)、1346.4m
場所広島県山県郡安芸太田町大字横川 天涯の花、キレンゲショウマ
キレンゲショウマ
登山日/天気2011年8月11日(木) 曇り 一時 曇り(終始霧)
メンバー単独
マップルート図 登山口→夏焼峠→中ノ甲林道→台所原→恐羅漢山→立山尾根
 登山口→夏焼峠:22分
 夏焼峠→台所原:1時間25分
 ※台所原からキレンゲショウマの谷まで往復15分、鑑賞25分
 台所原→山頂 :52分(登山口からの比高 385m)
 山頂→登山口 :35分
   歩行計   :3時間29分
   全工程   :4時間09分


恐羅漢山
内黒峠から登山口方面に下って行く途中、
山頂近辺には霧が...
登山口
登山口。
朝6時、涼しい時間にスタートです。
恐羅漢山
ゲレンデの上の方は既に霧です。
今日は展望は期待出来ないかな...
夏焼峠
夏焼のキビレ(夏焼峠)。

ここまでは緩やかで、
あまり登った感はありません。
登山口からの比高は100mくらいです。
ガンクビソウ
ガンクビソウ。
ソウシチョウ
ソウシチョウ。(外来種)
2羽がさえずり合ってました。
ヤマジノホトトギス
ヤマジノホトトギス。
去年蕾があった辺りに今年も咲いてました。
リョウブ
リョウブ。
そこかしこに咲いてます。
ヤマジノホトトギス
ここにもヤマジノホトトギス。
ヤマジノホトトギス
ここには群生しています。
この中に花7、蕾3が確認出来ます。
早手峠
早手のキビレ(早手峠)。
右折して中ノ甲林道を目指します。
恐羅漢山
林道までは暗い樹林帯を急降します。
恐羅漢山
林道に出ました。
恐羅漢山
セリ科っぽいですけど、何でしょうか?
アサギマダラ
サワヒヨドリにとまるアサギマダラ。
夏は高山に生息する渡り蝶。
マルバハギ
草の様に見えるが、マルバハギの幼木かな?
ネジバナ
ネジバナ(ラン科)。
三つ編みの様な茎に螺旋状に花が付きます。
恐羅漢山
向かう先は霧が立ち込めています。
オトギリソウ
オトギリソウ。
ナツアカネ
色付く前のナツアカネかな?
ヤマジノホトトギス
林道にもヤマジノホトトギス。
花も蕾も特徴的です。
恐羅漢山
トラノオ的な形に、マメ科の様な花をしています。
何でしょうか?
アレチマツヨイグサ
アレチマツヨイグサ。
オカトラノオ
オカトラノオ。
恐羅漢山
ヘビだ!

マムシの様ですが、道を塞ぐ様に横たわってます。
ヘビって人を見るとすぐ逃げると思ってましたが、
砂利を蹴ってみてもビクともしません。

で、石を投げ見る。背中に当たった。
動かない。死んでるのかな?

もう一度投げてみる。頭に当たった。
慌てて逃げ出した。
もしかして寝てたのかな? 朝早いし...
シロツメグサ
形は崩れてますが、シロツメグサでしょう。
恐羅漢山
分岐の広場に着きました。
台所原からキレンゲショウマを目指して藪漕ぎの
予定なので、ここでレッグスパッツを装着!
マムシの記憶も新しいので...
恐羅漢山
広場から標識を頼りに台所原へ...
例のT字路まで8分程度です。
ダイコンソウ
ダイコンソウが群生。
オオカメノキ
ガマズミ系の様ですが、
葉の感じからオオカメノキかな?
ホオノキ
ホオノキの巨木が倒れて道を塞いでいます。
案内板が倒木を指しているのが...
台所原
台所原のT字路に到着!

台所原からキレンゲショウマ群生地を目指します。
見つけ難い道ですが、何とか見つけて進む...
ソバナ
群生地直前をロープで下っている途中、
ソバナ。
キレンゲショウマ
沢に下りて来ました。
ちょっとした滝です。
キレンゲショウマ
そしてこの看板...
キレンゲショウマ
見上げると、一面キレンゲショウマです。
散ったものも見えますが、蕾の方が多い様です。
キレンゲショウマ
天涯の花、キレンゲショウマ。
キレンゲショウマ
...
キレンゲショウマ
...
キレンゲショウマ
蕾もいい感じです。
キレンゲショウマ
秘境に咲く「天涯の花」って感じです。

名残惜しいですが、
雨もパラパラし出したので、台所原へ戻ります。
台所原
戻る途中、霧が出てきました。
台所原
台所原の山道まで戻って振り返る。
これは分からない...
台所原
山頂を目指しますが、
雨と霧と急登でテンション↓です。
台所原
ブナの枝が落ちて道を塞ぎます。
隣の本体は胴幅が1mくらいありますが、
枯れている様です。
アキチョウジ
どう見てもアキチョウジですが、
フライングして、夏に咲いたのかな?
恐羅漢山
稜線に出ました。
雨は止んでいる様です。
稜線までの樹林帯でパラパラしていたのは、
葉に蓄えた雨が落ちていたのでしょうか?

山頂はすぐそこです。
恐羅漢山
山頂到着!
霧で展望は一切ありません。
恐羅漢山
しばらく滞在して、下山前に記念の1枚!
遭難碑
下山はゲレンデ目指して、立山尾根を下ります。
途中に... これが遭難碑でしょうか?
オカトラノオ
オカトラノオが群生。
ウツボグサ
ウツボグサ。
恐羅漢山
ゲレンデは霧です。
ヤマジノホトトギス
ここでもヤマジノホトトギス。
恐羅漢山
やっと霧が無い所まで下りて来ました。
恐羅漢山
振り返ると...
恐羅漢山
タンポポ系の花が広く群生してます。
恐羅漢山
こんな感じです。
恐羅漢山
これです。
ナデシコ
所々ナデシコも...
登山口
登山口に帰って来ました。
(まとめ・総評)
昨年、準備不足でキレンゲショウマに出会えなかった恐羅漢山にリベンジです。
今年は一応調べて行きましたが、台所原から笹薮への突入場所は現地判断での決行でした。

朝4時過ぎ、自宅を出発。下道を通り6時前に登山口に到着、準備、トイレを済ませ、6時に登山開始です。
早朝の涼しさに加え、台風の接近を思わせる程の風で、かなり涼しい工程でした。

キレンゲショウマについては、
群生地の大体の場所と、台所原の標識近くからアプローチすると言う情報だけで、多少不安でしたが、
何とか行き着く事が出来、今回の目標を達成する事が出来ました。

台所原から稜線に出るまでは雨で、樹林帯なので殆ど大丈夫でしたが、1箇所雨露に塗れた笹薮を通過、
腹部から下がずぶ濡れになり、以後山頂までカッパ(下だけ)を着用するはめに...

今回は、台所原から山頂、下山途中まで終始霧で、展望は得られず残念でしたが、
念願のキレンゲショウマが拝めて、満足の山行でした。
(キレンゲショウマをもっと見る!)

山頂、旧羅漢山からの展望は、前回分(2010.8.15)を参照。

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 参考資料: 山と溪谷社「広島県の山」、 山と溪谷社「(旧)広島県の山」、 南々社「イラストで歩く 広島の山へ行こう!」