tree  三嶺(みうね)、1,893.4m
場所徳島県三好市東祖谷菅生 三嶺山頂の草原
三嶺山頂の草原
登山日/天気2009年8月23日(日) 晴れ
メンバー単独(下りはOさんと同行)
マップルート図 名頃登山口→山頂→折り返し
 登山口→山頂直前:3時間(比高985m)
 山頂→登山口  :2時間50分(途中、Oさん昼食&私はお茶タイム)


奥祖谷かずら橋
朝、剣山下山後、名頃の登山口へ移動中、
奥祖谷かずら橋に立ち寄る。

駐車場に車を停めて渓谷に下りようとしたら、
おばちゃんに呼び止められ500円徴収されました。
管理維持費としてはしかたないか...
奥祖谷かずら橋
橋を上から。
右奥に滝が見えます。
奥祖谷かずら橋
説明板。
奥祖谷かずら橋
1本目の橋。
奥祖谷かずら橋
足元はこんな感じ。
高所恐怖症の人には、ちょっと...
奥祖谷かずら橋
橋の上から渓谷。
奥祖谷かずら橋
先ほどの滝の所に下りてみます。
ここまで駐車場から比高50mくらいでしょうか。
奥祖谷かずら橋
橋を見上げる。
奥祖谷かずら橋
水が青くてきれいです。
奥祖谷かずら橋
渓谷もきれいです。
奥祖谷かずら橋
2本目の橋です。
これは渡らず先に進みます。
野猿
野猿。
これを引き寄せ、乗って渡り返す。
なかなか力が要ります。
野猿
野猿の上から...

渡り返したら駐車場に戻ります。
これが結構きつい!やっぱり三嶺大丈夫か?
この比高50mの寄り道がこの後...
名頃登山口
名頃登山口(駐車場)に着きました。
案内板。

中央が三嶺、その左下の方に赤字で「現在地」、
ピンクの林道から入って、最短でオレンジの山道
を登って行きます。

中央左端遥か先が剣山で、
三嶺との間に黄色の縦走路があります。
剣山頂上ヒュッテで同室だったOさんは、
今、このどこかを歩いているはずです。
名頃登山口
上記すぐ横に林道入口。
ここを登山口とします。
三嶺
しばらく行くと沢の音が聞こえだし、
沢と合流、しばらく沢沿いの道です。
三嶺
林道は左へヘアピンカーブし、右に山道です。
どちらも「歩行者通路」とありますが、
手持ちの資料では山道の方は載っていません。

資料をみながらしばらく迷っていると、
後ろから別の登山者の方が追い着いて来て、
「山道の方が15分短縮ですよ。」と
教えてくれました。右に採ります。
三嶺
ショートカットで林道に出ました。
15分短縮の分はきつい道程です。
三嶺
そのすぐ先でまた林道は左へヘアピンカーブ、
直進が山道です。
次の合流まで、山道は1時間、
林道は1時間45分とあります。
山道に入ります。
ケルン
ケルン。
三嶺
ボーッとしてると右に行ってしまいそうですが、
左にテープや矢印の案内があります。
三嶺
標高1400mくらいですが、
こんな所までコンクリートの水路があります。
ダケモミの丘
ダケモミの丘。
林道終点からの道との合流地点です。
別のパーティーが休憩中です。
岩国(山口県)から来た登山サークルの様です。
三嶺
尾根からそれて左に巻きだすと、
展望が開け、剣山→三嶺の縦走路が見えます。
Oさんは今どこら辺りやら?...

この後巻きが終わり、山頂台地に向けて
つづら折りの急登が始まりますが、
ここでまさかのガス欠!
展望のいい岩に倒れこむ様に座り込み、
15~20分の休憩!

スタミナは残っているが、足が動きません。
こんな経験は初めてです。
剣山
やっと再スタートです。
中央のふたコブは剣山(左)とジロウギュウ(右)。
三嶺
上記からずっと右に移動して、
この右上に三嶺の山頂です。

最後の鞍部から三嶺の山頂まで、
比高230mはある様です。
三嶺
こんな景色が見れる山は初めてです。
これと山頂の高原を見る為に登りました。
オトメシャジン
オトメシャジン。
高原
三嶺山頂の高原部が見えて来ました。
三嶺
ここで左が山頂、右が山頂小屋です。
寄り道してる体力は残っていません。
左に行きます。
三嶺
2枚上の写真の左のピークが三嶺山頂と思って
がんばって来ましたが、違いました。

更に、あと比高30mくらいですが、
どうしても足が動きません。
ここで諦めて左手の岩場で早めの昼食です。
ニホンカモシカ
右を見ると、ニホンカモシカが...
三嶺
その岩場から谷側を覗き込む。

転落したらやばそうですが、
ササなので止まるのかな?

一休み(40分位)したので、
山頂に向けて再々スタートです。
タカネオトギリ
タカネオトギリ。
三嶺
ふらふらの足取りでやっと山頂です。
と同時の左手の尾根道から「おーい」の声!
朝、剣山から縦走したOさんです。
私が遅れたのと、Oさんが頑張ったので、
偶然同時に到着しました。
三嶺
三嶺山頂にて、2人で記念の1枚!
三嶺
西尾根方面の展望です。
剣山とジロウギュウ
山頂高原。
これも見たかったシーンです。
右奥のふたコブが剣山とジロウギュウです。

中央右の砂地の右の岩場が昼食を摂った所です。
山頂小屋
上記写真の右のコブから山頂小屋方面。
この池の入った絵も見たかったシーンです。
縦走で膝を痛めたOさんと、バテバテの私で、時間を掛けてゆっくり下山です。
山頂で水分を使い果たしたので、Oさんに残り少ない水を分けてもらい、水場を目指します。
水場(沢)で水を補給し、昼食を取ってないOさんはスープを作って飲み、私は紅茶をご馳走になりました。

三嶺
登りでショートカットして通らなかった林道を
採りましたが、その林道沿いの滝です。
三嶺
下山間近!
行きは気が付かなかったけど、イノシシがいます。
(まとめ・総評)
朝の剣山下山時、奥祖谷かずら橋での登り返しでも、足がおかしいと思ってましたが、
ダケモミの丘までは普通に登っていました。
そこから緩急のある登山道を登りながらだんだん足が重くなって行く。
とうとう山頂を目の前にして動けなくなるほどでしたが、こんな事は初めてです。
初の2日連続登山(当日下山)、過去最高比高を165m超の登山、奥祖谷かずら橋での寄り道など、
悪条件が重なった上にペース配分を誤ったのでしょうか?
そのうち瓶ヶ森(比高約1400m)にも登りたいのですが、ちょっと考えてしまいます。

Oさんについては「剣山」の回で書きましたが、やはり縁がある様です。
Oさんの山頂到着は早くても私の1時間後くらいと思っていましたが、同時到着とは...

見ノ越(剣山登山口)から15分で奥祖谷かずら橋、そこから5分で名頃(三嶺登山口)です。
どちらも標識があり、すぐ分かります。
帰りは祖谷川沿いに西進し、途中から道なりに祖谷川をそれて、西に峠越えして、吉野川沿いに出ます。
吉野川の左岸を北上し池田に出、少し東進し、井川池田ICから高速に乗り広島への帰途に就きました。


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 参考資料: 山と溪谷社「伯耆大山・石鎚山・剣山」