siro  木村城跡(きむらじょう)、比高約120m
場所広島県竹原市新庄町末宗
訪問日2006年9月22日(金)
備考小早川隆景が竹原小早川氏を相続して入った城
地形図の表示


国道432号線沿い、バス停「小早川神社前」横の案内板。
登山口にある案内板。
登山道を竪堀がよぎる。
馬返しの段。
正面に見える道は地形図では行き止まりですが、
当時は本丸に続く犬走りだったのではないでしょうか。
その後ろは山麓に続く犬走り。
井戸跡もある。
北郭群手前の段。
そこの井戸跡。
北郭群の主郭。
その北側には若宮神社(和賀神社)跡。
明治に山麓に移された。
その上には祠の土台と瓦の残骸があります。
本城山山麓にある史跡の案内です。
その本城山。(西側)
若宮神社跡の裏側の郭跡。
そこから北側の展望。
若宮神社跡の裏側にある石垣跡。
井戸の段に上がる石段跡。
井戸の段。
その井戸。
その井戸から本丸下の段の土塁を見上げる。
本丸下の段。
本丸に上がる石段跡。
本丸跡。
本丸から南側の郭を見下ろす。
井戸の段から続いて(多少高低差はある)、
本丸を取り巻く帯郭となっている。
そこから南側の展望。
振り返って本丸を見上げる。
その帯郭にある末宗谷の見張り。
下山して、山麓の和賀神社(小早川神社)へ。
船着場跡。
現在は、加茂川とは50m程離れている。
昭和20年の台風で崩壊したそうです。
石灯籠の頭がありません。
この建物はひどい。
本城山山麓にある竹原小早川家の墓。
その墓石。
手島屋敷跡。
元小早川隆景の屋敷で、
高山城移住後は家臣の手島氏が住んでいた。
石垣は新しそうなので復元でしょうか。
石垣の上は民家と畑がありました。
誰か住んでいる様です。
木村城全景。
中央が本丸、左の高所が北郭群です。
(まとめ・総評)
毛利元就の三男隆景は、1544年、竹原小早川家の養子となり家督を継ぐ。
6年後、竹原小早川家と沼田(ぬた)小早川家を併合し、本拠を高山城に移す。
それと伴に、木村城は約300年に渡る役目を終える。

バス停「小早川神社前」横に車を停めて登山口まで10分弱。
登山口から本丸までは、色々見て回って30分くらい。
眺望は、北郭群から北と西、本丸南下の郭から南に僅かに望めるだけ。

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 参考資料:H・L・C「広島近郊の山城と史跡」