sack  大船山(たいせんざん) 1,786.2m
場所大分県玖珠郡九重町、竹田市久住町 山頂から坊ガツル
山頂から坊ガツル
 
山頂直下の御池で憩う
山頂直下の御池で憩う
登山日/天気2013年11月9日(土) 曇り晴れ時々曇り 山頂は霧
メンバー単独
マップルート図 長者原→諏蛾守越→坊ガツル→大船山
   →北大船山→大戸越→坊ガツル→雨ヶ池越→長者原
 
 長者原 →諏蛾守越:1時間18分
 諏蛾守越→坊ガツル:47分
 
 坊ガツル→段原  :1時間17分
 段原  →大船山 :22分(昼食、御池往復 約10分)
 
 大船山 →北大船山:20分
 北大船山→大戸越 :40分
 大戸越 →坊ガツル:46分
 
 坊ガツル→長者原 :1時間43分
 
    歩行計   :7時間13分
    全工程   :8時間28分


長者原
長者原の駐車場から三俣山を望む。
ここもいつかは登るぞ!
登山口
登山口。
登山口
そこの案内板。
ここに書いてあるタイムはなかなか厳しい!
熟練者向け? しかも片道のタイムしかない...
大船山
しばらくは舗装路(硫黄山道路)歩きです。
紅葉
この辺りの標高で紅葉と言う事は...(^^;)
砂防ダム
振り返って、
土石流跡と砂防ダムの沢を眺め...
大船山
ここから入山!
登山口から28分です。
長者原
入山4分後、振り返ると長者原方面が開ける。
アセビ
アセビ。
すでに蕾がいっぱい。

これくらいの標高だと、
開花は4月頃になると思うのですが...
大船山
粘土質のこんな道が続きます。
右奥は星生山。
三俣山
左を向くと三俣山
大船山
このルートはずっと土石流跡に沿って歩きます。
硫黄山道路
ここで硫黄山道路に合流です。
そこから、黒岩山~泉水山の稜線を望む。右奥の白い所が登山口(長者原)です。
黒岩山~泉水山
長者原
長者原辺りをアップ!

白い建物より左が今回の登山口、
右が下山口になります。
紅葉
尖がった紅葉!
大船山
舗装路が途切れるとこんな道になります。
諏蛾守越
諏蛾守越が見えて来ました。
大船山
ここを左折、土石流の沢を渡ります。
大船山
その沢の下流方向。
諏蛾守越
硫黄山道路から見たらすぐそこに見えましたが、
なかなか諏蛾守越に着きません。

何か標柱が見えますが、
あそこはまだ(沢からの)中間地点くらいです。
硫黄山
右を向くと、硫黄山、星生山。
諏蛾守越
諏蛾守越 到着!
諏蛾守越
右の石碑に何か書いてありますが、読めません。
とりあえず鐘を鳴らします。
中岳、天狗ヶ城
中岳、天狗ヶ城。
大船山
北千里ヶ浜越しに大船山。
三俣山
三俣山を見上げる。
何人も登っているのが見えます。
大船山
北千里ヶ浜に下っている途中、
中央奥が久住山、右が星生崎。
大船山
北千里ヶ浜から大船山を望む。

右にゴリラの様に見えるのが「猿岩」です。
猿岩
硫黄山
振り返ると青空がキレイです。
左が星生崎、硫黄山、星生山。
坊ガツル
北千里ヶ浜の東端に来ると、
坊ガツルが見えてきます。
坊ガツル
少し下ると更に視界が開けてきます。
バックは平治岳~北大船山~大船山。
大船山
遥かな大船山をアップ!
坊ガツル
坊ガツルは間近です。
法華院温泉
法華院温泉も見えてきました。
ミヤマキリシマ
季節を間違えたミヤマキリシマが...
大船山
山道が沢化!
滑らない様にそ~っと...
三俣山
左手、三俣山を見上げます。
坊ガツル
法華院温泉前から坊ガツル...
バックは平治岳、大船山。
三俣山
法華院温泉越しに三俣山
法華院温泉
法華院温泉横の沢は、硫黄で白くなってます。
坊ガツル
坊ガツルキャンプ場に向かいます。
右手は一見ススキに見えますが、アシの様です。
ミヤマキリシマ
赤いのがミヤマキリシマの葉、
緑がコケモモの葉です。
木道
ここで右折して、木道に入ります。
キク科
キク科の花の様ですが、何でしょう?
坊ガツル360度パノラマ。平治岳→大船山→→久住山系→三俣山。※スクロールします。
坊ガツル
坊ガツル
沢を2本渡ります。
紅葉
何かが紅葉してます。
グラデーションがキレイです。
坊ガツル
坊ガツルキャンプ場に到着!
ここで一休み...
大船山
そして、目ざす大船山(右)。
大船山
分岐。
左が平治岳、右が大船山。
右へ...
三俣山
木の間から三俣山
大船山
ここでちょっと休憩。
この区間は、かなりしんどいので、
ちょくちょく小休憩します。
モミジ
この辺りのモミジは既に全部落ちて枯れています。
モミジ
小さい秋見~つけた♪
大船山
この辺りの道は雨水に侵食された跡でしょうか?
こんなのが幾筋もあり、時折迷いかけます。
多分、どれを通っても同じでしょうが...
大船山
高度を上げると、木々が低くなって、
時折展望が開けます。
大船山
山頂方面。
いやな霧が見えます。
大船山
遠く眼下を見下ろすと、
冬色に混じって秋色がポツポツと...
段原
段原 到着!
ちょっと休憩。
段原
久住山系、三俣山方面。
段原
山頂方面。
やはり、いやな霧が...
米窪
山頂に向かう途中、左手に米窪。
大船山
途中の道...
まだ並行移動です。
大船山
低木帯の中を人が縫っているのが見えます。
この辺りから登りがきつくなってきます。
坊ガツル
坊ガツル方面を振り返る。
大船山
そろそろ山頂です。
大船山
山頂(大船山)到着!

霧で視界はほぼありません。( ̄□ ̄;)
御池
わずかに御池方面と...
大船山
南側の登山道方面が見えるだけです。
霧が晴れる事を願って、ここで昼食です。
インスタントラーメンを作る為に湯を沸かし始めて気がついた。箸が無い! ( ̄□ ̄;)ガ~ン!
十得ナイフのどれかで食べる、手で食べる、ラーメンは諦める、と色々考えましたが、
結局、インスタントコーヒーかき混ぜ用のスプーンで食べる事に...(´_`;)

そうこうしている内に、霧が晴れかけてはまた霧、を繰り返しながら、徐々に晴れていく...
結局完全に晴れる事はありませんでしたが、そこそこ晴れて、くじゅうの山々は何とか見渡せる様になりました。
坊ガツル
坊ガツルと三俣山
北大船山
北大船山と米窪。
久住山系
久住山系。
まだ霧が...
大船山
先ほどの殺伐とした山頂碑と違い、
今度はいい感じで...

これから食後のコーヒータイムの前に、
御池まで散歩してきます。
御池
途中で御池を見下ろします。
御池
下まで降りて来ました。
残念ながら紅葉は終わっています。
御池
なので、ちょっとお遊び!
鮮やか過ぎる画像には、騙されない様に...
御池
少し右方向を向く。
御池
霧の晴れ間を入れて...
久住山系
比高40mを登り返して、久住山系を望む。
久住高原
霧の隙間から白口岳の裾野に、
久住高原の端っこが見えました。
大船山
下山前に記念の1枚!
坊ガツル
もう一度坊ガツルを拝んで...
北大船山
下山開始!
まず目指すは北大船山。
久住山系
左手に、岩場越しに久住山系。
ドウダンツツジ
手前の木にツツジの様な冬芽が見えます。
多分、ドウダンツツジでしょうか?
米窪
右手の木の間から米窪の底が見えます。
北大船山
段原では立ち止まらず、
そのまま北大船山に向かいます。
ミヤマキリキマ
ここでもミヤマキリキマが...
北大船山
北大船山 到着!
北大船山
右手の窪地の右側。
北大船山
左側。
大船山
振り返って、大船山。
坊ガツル
坊ガツルを見下ろす。
坊ガツル
テントが4張りしか無い。

ここから引き返すか、
窪地を周回して段原に戻るか、
大戸越しに下りるか迷って、
結局、周回しようと決めるが...
ミヤマキリシマ
この辺りはミヤマキリシマの間を
ガサガサ言わせながら通ります。
北大船山
振り返って、北大船山なめの大船山。
三俣山
ミヤマキリシマなめの三俣山。
6月にはさぞすばらしい眺めでしょう。
大船山
窪地の北端辺りまで来ました。
どこを通って周回するのでしょうか?
疲れた体であのピークを登るのか... (^^:)

などと考えていると分岐が...
右も左もまだあのピーク方向を
目指している様に見えたのですが...

右は更に道幅が狭くなり、
ミヤマキリシマをガサガサどころでなく、
バキバキ言わせないと通れそうに無い。

この道は使われてないな。と勝手に思い左へ...
するとどんどん下って行く。
「これは大戸越コースか」と思うも、
そのまま流れに任せる事に...
平治岳
5分後、平治岳が顔を出す。
平治岳
平治岳右奥に何か見えます。
何でしょう?
大船山
いい眺めです。(^_^)/
崩落地
んっ!
崩落地かな...?
崩落地
ん~、これはひどい。ってこれは本当に道か?

崩落地の先の方が道の様になっているので、
ズリズリしながらも下っていく。(´_`;)
崩落地
崩落地を過ぎて少し先...
やっぱりロープが張ってある!
崩落地
ロープを越え振り返ると左に迂回路が...

崩落地の迂回路を見落としていた様です。
そういえば崩落地入口にロープが落ちてた様な...
立入禁止のロープが更に崩落したのかな?
大船山
崩落地を過ぎても、ずっと歩き難いガレが続きます。
大船山
コウモリソウやカニコウモリに似ていますが、
特定出来ず...
大戸越
大戸越に到着!

6月に来た時の賑わいが嘘の様です。

このまま左折して坊ガツルを目指します。
紅葉
ポツンと紅葉が...
大船山
この区間は終始うっそうとしていましたが、
この季節は明るい落葉樹帯です。
大船山
分岐。
右は吉部登山口方面です。
直進します。
紅葉
ここも紅葉...
高度を落とすと増えてきます。
大船山
展望が開けます。
ここまで来ると、坊ガツルまでは10分程です。
アセビ
あちこちで見ますが、アセビの蕾が大群生です。
大船山
この石を持って、奥まで持って行く様ですが、
とても持てそうに無い大きな石がゴロゴロと...
(一人一石運動)
坊ガツル
坊ガツルが見えて来ました。
雲間から光が差し、右と左で明暗を分けています。
坊ガツル
坊ガツル 到着!
平治岳
平治岳が光を浴びて、いい感じになっています。
大船山
右奥の大船山から、中央右の北大船山を通って、
左端の大戸越経由で降りてきました。
大船山
大船山をアップ!
人が立っているのが見えます。
雨ヶ池越
帰路に就きます。
まずは雨ヶ池越(中央)を目指します。
久住山系
ススキなめの久住山系。
左端が白口岳、その右が中岳、
あとの名のある山は見えません。
坊ガツル
大船山はまた霧の中...
坊ガツル
飛び石の橋で渡渉です。
坊ガツル
渡渉中、北大船山、大船山(霧の中)。
坊ガツル
この変形十字路を直進して、
雨ヶ池越に向かいます。
三俣山
三俣山を見上げると、
山頂近くから麓まで崩落跡が...
平治岳
やはり平治岳はいい感じです。
大船山
このコースは処々で飛び石や石畳になっていて、
ぬかるんでも歩き易くなっています。
紅葉
赤がキレイな紅葉!
紅葉
グラデーションがキレイな紅葉!
紅葉
ここでも、小さい秋見~つけた♪
大船山
坊ガツルともこれでお別れ...
大船山と北大船山まで霧に包まれました。
紅葉
これはピンクの紅葉!
シラキかな?
カラマツ
カラマツの黄葉。かな?
雨ヶ池越
雨ヶ池越が見えて来ました。
雨ヶ池越
木道で中央を突っ切ります。
展望地
雨ヶ池越から4分、展望地に到着!
黒岩山~泉水山
左が黒岩山~泉水山の稜線と、
中央に微かに涌蓋山。
土石流跡
更に9分後、土石流跡を通過します。
紅葉
そろそろ標高も下がり、
紅葉が多くなってきました。
紅葉
これも...
紅葉
...
紅葉
これはコントラストがキレイ!
紅葉
最後に...
タデ原湿原
タデ原湿原に出て来ました。
タデ原湿原
三俣山を振り返ります。
平治号
ただいまっ! 平治号!
三俣山
登山口横の建物でお土産を買って、
駐車場まで戻って来ました。

16時45分、日の入り30分前、
三俣山の辺りが夕日に焼けてます。

さあ、これから5時間かけて広島まで帰りま~す!
(まとめ・総評)
遠征時はいつものごとく、前日夜9時就寝、当日3時前に起床、3時に広島発。
コンビニで朝食、昼食の一部(インスタントラーメンは持参)をゲットして、広島東ICへ...
山陽自動車道、中国自動車道を経て、高速代とガソリン代をケチって小倉東ICで降りる。(九重ICまでだと70km長い)
国道10号線(途中椎田道路)~国道212号線~国道500号線~本耶馬渓耶馬溪道路~県道28号線~国道387号線~
国道210号線~県道40号線~県道621号線を経て、8時前に長者原へ到着! ナビも使ったが、前回の記憶を辿った。

紅葉の時期を外したせいか、駐車場はガラガラ。
トイレ、準備を済ませ、8時ちょうどにスタート!

坊ガツルまでは、前回と逆周りで、まずは諏蛾守越へ...
緩やかな舗装路歩きから始まりますが、初っ端からしんどい! ( ̄д ̄;)

それでもだんだん慣れて、緩やかに高度を稼ぎ、最後の岩場の急登で疲れながらも、何とか諏蛾守越到着!
休憩もそこそこに諏蛾守越を後に...

北千里ヶ浜の荒涼感を楽しみながら、得意の下りで難なく坊ガツルへ...

ここでも5分程度の休憩で、大船山への道へ...
最近は、ゆっくりペースで歩くせいか、休憩をあまり取らない。

坊ガツルから段原までは急登続きのせいか、何人にも抜かれながら、休憩を何度も織り交ぜながら、
ほうほうの体で段原に到着! ここから大船山を望むと意外に遠くに見える。(´_`;)
緩やかに先に進んで、最後の急登をひと踏ん張りで大船山山頂!

霧で展望も無いし、とりあえず昼食に...
風も吹いて寒いので、岩場の陰でインスタントラーメン用のお湯を沸かし始める。
本編でも触れたが、箸を忘れて、しばらくどうしようかと途方に暮れる...( ̄□ ̄;)

そうこうしているうちに、何とか晴れて、遠方までは見えませんでしたが、
くじゅう連山と青空と霧のコラボはなかなかのものでした。

山頂から御池には、下りだすと左右に分岐があり、どちらかなと思いながらも、
えい!っと左に採ると、途中で登山道から逸れて急降し、御池に...
しばらく楽しんで、山頂まで(比高40m)登り返すが、ちょ~しんどい! ( ̄д ̄;)

大船山から北大船山までは、あっと言う間...
山頂には「北大船山 一七○六M」とあり、国土地理院の地図にも1706mのピークがあり、
書籍でも国土地理院の地図の1706mピークに「北大船山」と書いてあります。
しかし、実際にはもうひとつ南のピークに北大船山の山頂碑がありました。(ルートマップ参照)

あとは、ちょっと迷いながらも、大戸越→坊ガツル→雨ヶ池越→長者原と無事下山!
往路を辿って、広島への帰路に就く...






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 参考資料: 山と溪谷社「九重・大崩・屋久島」