tree  福王寺山(ふくおうじやま)、496.2m
場所広島市安佐北区可部町中野、綾ケ谷 金亀池
凍る金亀池
登山日/天気2010年2月4日(木) 晴れ 時々 曇り 終始雪が降ったり止んだり
メンバー単独
マップルート図 表参道登山口→福王寺→山頂→折り返し
 登山口→展望台:17分
 展望台→福王寺:40分
 福王寺→山頂 :15分(比高370m)
 下山:??分(福王寺散策や展望台で話し込み、所要時間不明)


登山口
温泉ヶ丘団地内の参道を詰めると、
ここに行き着き、左の遊歩道に入ります。
ここを登山口とします。
(砂防ダム工事中)
砂防ダム
ダム自体は完成している様です。
福王寺山
ダム建設前はこの谷筋が参道(登山道)
だったのでしょうか?
福王寺山
ヤシャブシかハンノキの蕾です。
この状態でヤシャブシかハンノキかは
どこで区別すればいいのでしょうか?
↓冬芽も...
福王寺山
↓実はこんな感じ...
福王寺山
福王寺山
つづら折りの参道には石垣も...
展望台
登山口から17分、展望台に着きました。
ここまではほぼ整備されたコンクリート道です。
呉娑々宇山
南ちょっと左の展望。
奥に二ヶ城山呉娑々宇山などが見える。
白木山
西南西の展望。
奥に白木山~鬼ヶ城山の稜線、
手前に高松山が見える。
福王寺山
しばらく展望を楽しんだら、この階段から再入山。
階段を登るとすぐコンクリート道ですが、
その少し先から山道らしくなります。
コバノミツバツツジ
この冬芽はコバノミツバツツジでしょうか?
タカノツメ
タカノツメの群れ。
秋には青い実をたくさん付けます。
福王寺山
石段跡が残り、古くからの参道を偲ばせます。
福王寺山
今日は寒いと思ったら地面が凍ってます。
先ほどから雪もちらほらと...
福王寺山
山道に幹が張り出した落葉樹が...
幹の模様はブナの様に見えますが、
皮目をみるとカエデ類の様にも見えます???
福王寺山
観音坂参道
左下から「観音坂参道」コースが合流してきます。
福王寺山
ここで車道と合流します。
金仙(仏)の亀
金仙(仏)の亀。
甲羅をさすれば幸せになれるとの事。

福王寺図をアップ!
不動明王像
不動明王像が点々と続く。
福王寺山
「南原(可部バイパス) 1.5km→」とある。
福王寺山
ふと左を向くと可愛らしいお地蔵さんが...
福王寺山
大きな岩壁が...
高さ10mくらいはあるでしょうか。
福王寺山
福王寺が近くなってくると、
右手の谷に何本かの大杉が...
高いものは40mくらいあるでしょうか。
二王門
二王門に到着!
※の通りに「仁王」でなく「二王」とします。
ツララ
手を清めようとしたら、柄杓にツララが...
二王門
二王門!
左右の二王像が睨みを効かします。
本堂
「金亀山福王寺」本堂。
大杉が四本ありますが、1本はこの様な事に...
燈明杉
その大杉の説明板。
「燈明杉」
燈明杉
全容。
燈明杉
人と比較。
金仙水
本堂右手に金仙水。
柄杓があるが、淀んでいるので飲めそうもない。
武田氏信
本堂と大師堂の間に武田氏信の供養塔。
氏信は安芸守護武田氏の初代銀山城主で、
その兄信成は甲斐武田氏で、信玄の祖。
福王寺山
かなり古いものの様です。
武田氏の戦死者の供養塔かも?
金亀池
裏手に廻ると金亀池。
全面凍っています。

金色の亀がここに浮かんできたとか...
金亀池
対岸から...
中ほどの小島には祠があります。
金亀池
池のほとりの落葉樹は殆どモミジの様です。
大木(10m以上)もあり、落ち葉の形から見て、
イロハモミジではないでしょうか?

奥の白い木はモミジの種がひしめいてます。
福王寺山
霜柱が...
福王寺山
金亀池南端から西に行けば小尾根に出ます。
「←山頂」とあるので左に行きます。
ミヤマシキミ
ミヤマシキミの蕾。
三鬼大権現
木の鳥居が...
「三鬼大権現」とある。
三鬼大権現
三鬼大権現。
三角点より高い、福王寺山最高峰です。
福王寺山
山頂三角点。
すぐ先に電波塔がり、明るいが展望は無い。
福王寺山
帰りは左の金亀池をパスして、右に採ります。
福王寺山
右手に、送電線の伐採跡から阿武山が見えます。
福王寺山
落葉樹と思いきや、ほとんど枯れ木です。
酸性雨のせいか...
伐採跡に寒気の吹き付けのせいか...
白木山
木間から白木山。
雪で霞んでいます。
呉娑々宇山
同じく二ヶ城山呉娑々宇山方面ですが、
やはり雪で霞んでいます。
福王寺山
福王寺に帰って来ました。
本堂が見えます。
螺山
福王寺から下る途中、螺山が見えます。
いつかは登る事になるでしょう。
白木山
白木山。
先ほど(15分前)とは天気も一変してます。

西側からはなかなか見る事がありませんが、
山頂近くまで植林に犯されている様です。
( ̄□ ̄;)
福王寺山
福王寺山全景。(南東側より)
※別日撮影。

遠くからでも燈明杉は確認出来ます。
山頂は一番奥になります。
燈明杉
(まとめ・総評)
福王寺山は、名前の通り山上に「福王寺」を抱く。
福王寺の創立は、弘法大師空海(828年)と言われ、戦国時代は安芸守護武田氏の庇護下にあり、
武田氏滅亡後は、熊谷氏(毛利氏麾下、対岸の高松城主)の庇護下に置かれた。

表参道登山口からは、全般的になだらかな新旧参道が整備され、古の趣を残した参道をのんびり歩けます。
登山としては初心者用ですが、福王寺や金亀池など山上の散策も楽しめ、なかなかの満足度です。

可部の国道191号「福王寺口交差点」(大きな石柱有り)から北上、温泉ヶ丘団地の間を登り、
「左・福王寺自動車道、右・福王寺参道」の分かれ道で右(直進)を採り団地を詰めると、登山口がある。
(2010.2.4現在、砂防ダム工事中)
駐車スペースはないので、そこは各自の判断で行動して下さい。(砂防ダムが完成すれば、駐車可能かも?)

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 参考資料: 田部戒自「広島市の山を歩く 上巻」、 葦書房「広島県百名山」、 山と溪谷社「(旧)広島県の山」