tree  白木山(しらきやま)、889.3m
場所広島市安佐北区狩留家町、白木町 九度瀬の滝
九度瀬の滝
登山日/天気2010年1月26日(火) 晴れ
メンバー単独
マップルート図 狩留家登山口→山頂→白木山駅口
 登り:3時間3分(比高820m)
 下り:53分  (比高790m)


白木山
今日の白木山登山は、
初の地元の狩留家からの入山です。
登山口まで歩いて5分。
途中、上西橋から白木山(中央奥)を仰ぐ。
狩留家登山口
奥の石垣の塀の所で左に採り、沢筋に入ります。
その沢は、右奥の青い吊り橋の袂に
小さな滝となって三篠川に注ぎ込みます。

(追記)
2018年7月の豪雨の際、
吊り橋は流され、小さな滝も今はありません。
狩留家登山口
何の案内もありませんが、
ここを登山口とします。
狩留家登山口
上記から数分で分岐です。
舗装路(落ち葉で舗装は見えません)はここで
左にカーブしますが、直進の山道へ入ります。
※右下の直進道は違います。
左上の直進道へ入り、道なりに進んで下さい。
猪返し
猪返しの石積。
おほたつ橋跡
おほたつ橋跡。
正面の案内板は壊れていて、
「…つ橋跡」の字しか確認できない。
ここで沢を右に渡ります。
狩留家登山口
沢はこんないい所ばかりです。
狩留家登山口
沢筋の山道は昔の生活道なのでしょうか?
終始山道脇にこんな石積みがあります。
狩留家登山口
石積みを横から...
狩留家登山口
ちょっとした滝が見えます。
九度瀬の滝
ここにも...
九度瀬の滝
上記、右の滝をアップ。
これが「九度瀬の滝」かな?
狩留家登山口
登山道は結構石がゴロゴロしてます。
弘法御器
弘法御器
こんな案内板があります。
この岩穴のことでしょうか?
湯釜
何かの釜の跡?湯釜?
狩留家登山口
...
狩留家登山口
岩の上を這う様に小滝。
狩留家登山口
...
狩留家登山口
いい道ですが、沢に分断されています。
狩留家登山口
廻り込んで、沢を左に渡ります。
狩留家登山口
左に渡るとすぐこの滝があり...
狩留家登山口
その上ですぐ右へ渡り返します。
精進元
「精進元」とありますが、地名でしょうか?
狩留家登山口
白木山
とあり、矢印の方を見ますが、
これと言ったものは何もありません。
狩留家登山口
...
落葉樹
一瞬、樹林帯を抜け、落葉樹が目立ちます。
狩留家登山口
ここでも道が沢に分断され、
廻り込んで、左に渡ります。
狩留家登山口
...
狩留家登山口
右へ渡り返します。
狩留家登山口
上記、渡る前に左を見ると、
こんないい所も...
狩留家登山口
ここでも道が沢に分断され、
やはり廻り込んで、左に渡ります。
伐採跡
渡ると植林帯に入り、伐採跡が目立ちます。
声明処
声明処
の案内板で左を見上げるが、???って感じです。
ウリハダカエデ
葉を落とし終えたウリハダカエデが
立ちはだかります。
狩留家登山口
...
案内板
沢は右を流れていますが、
左から別の沢が合流して来て、
道を分断してます。

ここで初めて「白木山→」の案内板(左端)
に出会います。まだ新しいものの様です。
狩留家登山口
大きな杉が...
携帯と比較してみて下さい。
岩屋
「岩屋」?
これも地名でしょうか?
狩留家登山口
ここで石積み道も終わりです。
右の沢はいつの間にか伏流に...
狩留家登山口
ここで谷が分岐しますが、
「白木山→」の案内板とロープに導かれ、
右の浅い谷に入ります。
狩留家登山口
上記からすぐに谷の体も無くし、
踏み跡すら無い斜面を右方向に登る。

ロープが途切れると正面に大木が現れる。
幹の太い所で、直径1.5mくらいあるでしょうか。

ここから慎重に赤テープを探し、大木の左を行く。
狩留家登山口
途中、幾度かロープが途切れるので、
その度に慎重に赤テープを探しながら登ると、
右の支尾根に取り付く。
案内板
すると案内板が...
狩留家登山口
主尾根を目指しますが、
しばらくは急登が続きます。
案内板
主尾根に突き当たりました。
ここにも「白木山→」の案内板。

ここを右折すると、
すぐ尾根を右に外れて下りだしますが、
少し先でまた尾根に乗ります。
白木山
山道の左は植林(ヒノキ)、右は自然林です。
ブナ
ブナ。
根元はこんなになってます。
ブナ
幹の直径は80cmくらいあるでしょうか。
白木山
何ヶ所か山道が二筋に分かれては合流しますが、
最後の登りでは長い並行道です。

日当たりの良い右側を通ります。
鬼ヶ城山
振り返ると、中尾山、鬼ヶ城山が頭を出します。
ウリハダカエデ
ウリハダカエデの冬芽。
↓幹は瓜の様な模様です。
ウリハダカエデ
白木山
山頂到着!
白木山
南の展望。
中央に長者山~藤ヶ丸山~呉娑々宇山の稜線、
長者山の真後ろに鉾取山、
鉾取山の右奥が灰ヶ峰、左奥が野呂山。
眼下に狩留家の町と椎村山中山などが見える。
白木山
南東の展望。
手前に安駄山~高鉢槍~高鉢山の稜線、
高鉢山の奥に曽場ヶ城山~水丸山の稜線、
安駄山の奥に虚空蔵山
白木山
西の展望。
左の方に武田山阿武山荒谷山、
眼下に螺山高松山福王寺山などが見える。
白木山
上記、奥の稜線をアップ。
左が十方山、右が恐羅漢山
白木山
右に移動して、奥の雪山が深入山
白木山
北西の展望。
中央が堂床山、右に可部冠山、備前坊山。
白木山
東北東の展望。
中央がカンノ木山、鷹ノ巣山、
その左に大土山、その手前に神ノ倉山、
中央右の方に落葉樹の枝とかぶって板鍋山。

その他、写真には写りませんでしたが、
微かに大山三瓶山も遠望できました。

今から白木山駅に向けて下山です。
ブナ
ブナ。
家から徒歩でブナに出会えるなんて、
白木山はいい山です。
ホオノキ
七合目半にある水場です。
バックはブナに似ていますがホオノキの様です。
ブナ
ブナ。
左奥はカシ。
ブナ
ブナとカシの枝ぶり。
白木山
下山口から南へ5分、
JRの線路を渡った所から白木山を振り返る。
(まとめ・総評)
今回で10回目の登頂ですが、初めて狩留家の登山口から入りました。
「広島市の山を歩く 下巻」を参考に登りましたが、肝心の稜線取り付きの方法が本と違ったみたいです。
(左から沢が合流して来て登山道を分断する所から、左の尾根に取り付くのが本の通りかも...)
沢沿いの道が気持ちよかったのと、自然林を堪能しながらと、足元が幾分悪かったのが重なったりで、
予定より30分は時間オーバーしてしまいましたが、沢沿いの道は“山登り”を充分堪能出来て◎です。

天気も良く、山頂からの展望も良好で、白木山から大山や三瓶山が見えるとは初めて知りました。
私は13時半くらいの登頂でしたが、早い時間にはもっとはっきり見えたみたいです。
やはり冬の早朝の空気の済んだ時でないと見れないのでしょうか。



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 参考資料: 田部戒自「広島市の山を歩く 下巻」65.中尾山・鬼ヶ城山 A図